研究テーマ

ケニア初等聾学校の子供の語り口についての人類学的研究

キイワード

からだ、手話、言語行為、ダンス、聾学校、学習、映像

フィールド

ケニア/リフトバレー州ナンディ・ディストリクト及び近郊

著作・論文

  • 2002 「『障害』・『障害者』認識の相互作用論に向けて」、修士論文、一橋大学大学院社会学研究科。
  • 2007 「『一言語・一共同体』を超えて:ケニアKプライマリ聾学校の生徒によるコミュニケーションの諸相」、『くにたち人類学研究』第2巻、pp.1-20。
  • 2011(共著)新井一寛、岩谷彩子、葛西賢太(編)『映像にやどる宗教、宗教をうつす映像』、せりか書房、2011年6月10日発行、第2部第6章「映像の肉感学」、pp.167-185。
  • 2011「“まざる”ことば、“うごく”からだ: ケニア初等聾学校の子供と周囲の人々の日常のやりとりを事例に」(立命館大学生存学研究センター報告書[16])、『聴覚障害者情報保障論――コミュニ ケーションを巡る技術・制度・思想の課題』、2011年7月22日、pp.56-102。
  • FURUKAWA-YOSHIDA, Yutaka., 2015, Reconsidering Linguistic Ideology: A Case Study of Communication among Deaf Children in Kenya, Journal of Nilo-Ethiopian Studies No. 20 (2015), Japan Association for Nilo-Ethiopian Studies, pp.17-31.
  • 2003 「フィールドワークから得たこと:ケニアのある聾学校で生活と調査をはじめて」、『SCHOLARSHIP 2003年報』第14巻、三菱信託山室記念奨学財団、pp. 77-78。
  • 2004 「開かれたコミュニケーション空間ーーケニア寄宿制プライマリ聾学校でのフィールドワーク報告」、同窓生活動リポート SS通信、東京女子大学学報(第57巻9月号通巻595号)。
  • 2008(共著)映像社会学研究会(編)『ポピュラーカルチャーの映像資料作成と編集・教材化・公開にかかわる方法論研究』(平成17-19年度科学研究 費補助金研究報告書)、2008年3月31日、「映像プレゼンテーションに関する試論:『人』と動物の共通性/差異性を考えることから」、pp. 17?18。
  • 2012(共著)松田素二、津田みわ(編)『ケニアを知るための55章』、明石書店、2012年5月31日発行予定、28章コラム 「からだが楽器になるとき――初等聾学校の女の子たちのダンス」、pp.163-165。

映像作品

  • 2007a “present experiences”、「映像と人類学」ワークショップ(2007年7月25日 於一橋大学)。
  • 2007b “Kama Kawaida”、「映像と人類学」ワークショップ(2007年7月25日 於一橋大学)。
  • 2007c “rhythm”、アフリカセミナー(2007年12月8日 於一橋大学)および日本映像民俗学の会 第30回記念大会(2008年3月21日 於沖縄大学)。
  • 2007d “rhythm extra”、シンポジウム「あつめる」から「ひらく」へ―ポピュラー文化の資料アーカイブズをめぐって―(2008年2月22日 於京都造形芸術大学)。

口頭発表

  • 2005a 「ケニア寄宿制プライマリ聾学校の生徒の経験:手話の習得がもたらす子供たちの出来事表現の変化について」、日本文化人類学会第39回研究大会、北海道大学、2005年5月22日。
  • 2005b 「挑戦しない『コミュニティ』:『ろう者』を『ろう者』と言えないとき」、第79回アフリカセミナー(特集「コミュニティーの挑戦:ポストコロニアル状況を超えてVII)、慶応義塾大学、2005年7月30日。
  • 2006 「ケニア寄宿制プライマリ聾学校の生徒の物語りの手法に関する一考察:即興寸劇的コミュニケーションで秩序化される経験」、日本文化人類学会第40回研究大会、東京大学、2006年6月3日。
  • 2007a “present experiences”、”Kama Kawaida”発表、映像と人類学:映像コミュニケーションの可能性ワークショップ(一橋大学大学院社会学研究科 若手研究者研究活動助成ワークショッ プ)、一橋大学、2007年7月25日。
  • 2007b 「見ることと語ること:経験/コミュニケーションにおける身振りと言語の位置づけについて」(”present experiences”を公開、それに基づく口頭発表)、第3回「映像都市研究の構築へ向けて」研究会 特集「映像実践のコミュニケーションにおける人 類学的探求」、ドーンセンター(大阪府立女性総合センター)、2007年10月13日。
  • 2007c 「コミュニケーションはいかに成立しうるか?:ケニア寄宿制プライマリ聾学校の生徒による『ごっこ遊び』の分析から『多言語主義』への挑戦」、第52回現代人類学研究会 特集:「コミュニケーション」 、東京大学、2007年12月2日。
  • 2007d 「HipHopに音は入(い)らない:YouTube、手話、ケニアの聾学校」(フィールドワーク中撮影したもの、YouTubeの素材を元に制作し た”rhythm”を公開、それに基づく口頭発表)、第89回アフリカセミナー 特集:「アフリカのポピュラーカルチャー(Ⅲ)」 、一橋大学、2007年12月8日。
  • 2008a 「映像プレゼンテーションに関する試論」シンポジウム「あつめる」から「ひらく」へ―ポピュラー文化の資料アーカイブズをめぐって― 、京都造形芸術大学、2008年2月22日。
  • 2008b “rhythm”発表、日本映像民俗学の会 第30回記念大会、沖縄大学、2008年3月21日。
  • 2008c 「楽しみとしてのコミュニケーションーケニアの聾学校の生徒と周囲の人々の交流からー」、日本文化人類学会 第42回研究大会、 京都大学、2008年5月31日。
  • 2008d 「人類学的営みとしての映像実践ー映像作品”rhythm”とその批評からー」(分科会「映像実践にもとづくフィールドワーク論の構築に向けて」)、日本文化人類学会 第42回研究大会、 京都大学、2008年5月31日。
  • 2008e「映像と肉感性」、第四回「映像実践による現代宗教復興現象の解明を通じた地域研究手法の開発」、特集:「研究者による映像実践+宗教実践者による映像実践+報道機関・映像作家による映像実践」、京都大学、2008年12月26日。
  • 2009a「表現するからだ:ケニア初等聾学校の子どもたちの活動を事例に」、第一回バイロジック bi-logic 研究会「芸術的創造の源泉」(多摩美術大学芸術人類学研究所)、四谷ひろば、2009年5月22日。
  • 2009b「体感するリズム、同期してゆくリズム:ケニアの聾学校の子供たちによる歌と踊りの事例から」、国際日本文化研究センター共同研究「文明と身体」第2回研究会、国際日本文化研究センター、2009年10月10日。
  • 2010「言語/文化は人を分けるものなのか?:ケニア初等聾学校の子供たちと周囲の人々のさまざまな語り方を事例に」、「聴覚障害者における文化の承認 と言語的正義の問題」研究会(立命館大学G-COEプログラム「生存学」創成拠点院生プロジェクト「障害者の生活・教育支援研究会」)、立命館大学、 2010年2月12日。

調査歴

  • 2003.03 ケニア、リフトバレー州ナンディ県、ウアシン・ギシュ県
  • 2003.07-2004.02 ケニア、リフトバレー州ナンディ県
  • 2004.05-2005.04 ケニア、リフトバレー州ナンディ県、ウアシン・ギシュ県
  • 2005.10-2006.01 ケニア、リフトバレー州ナンディ県、ウアシン・ギシュ県
  • 2011.11-2012.02 ケニア、リフトバレ―州ナンディ県、セントラル州ニェリ県

教育歴

  • 2009年4月~2010年3月 一橋大学大学院社会学研究科ティーチングアシスタント(「人類学」および「民族誌」)

研究助成・その他

  • 2003.04-2004.03 公益信託澁澤民族学振興基金「大学院生等に対する研究活動助成」
  • 2003.04-2004.03 公益財団日本科学協会笹川科学研究助成
  • 2004.04-2006.03 日本学術振興会特別研究員(DC2)
  • 2011.04-2012.03 一般財団法人ヤマハ音楽振興会 音楽研究支援

個人ページ

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