■第56回 (国内交流セミナーと共催)
立命館大学教授、渡辺公三先生をお招きして、以下の要綱で国内交流セミナーを開催致します。
講師:立命館大学教授 渡辺公三先生
タイトル:「20世紀後半の人類学から受け継ぐこと-レヴィ=ストロースの構造主義とは何だったのか?」
開催日時:平成21年1月30日(金)
時間:16時20分から18時
場所:西キャンパス 第1講義棟 403教室
(※場所が変更になりました。ご注意ください)
ふるってご参加ください。
■第55回 「<特集> ジェンダー、性、セクシュアリティ:ラテンアメリカからの視座」
日時: 2008年11月7日(金)
時間:16:20から19:00頃まで
場所: 一橋大学 国立キャンパス 東本館2F 大教室
発表者及び発表タイトル:
■高橋慶介(一橋大学大学院社会学研究科・博士後期課程)
「男であること:ブラジル北東部バイーア州ヘコンカヴォ地域における罵りを事例に」
■上村淳志(一橋大学大学院社会学研究科・博士後期課程)
「同性愛者のクリスチャンの宗教的な喧嘩の買い方: メキシコ北東部モンテレー市にあるメトロポリタン・コミュニュティ・チャーチ支教会における二つの事例から」
■山本昭代(慶応義塾大学非常勤講師)
「フェミニスト民族誌を再考する――メキシコのフィールドから」
■第54回 「映像と人類学-「表面的なもの」をめぐって-」
日時:7月23日(水)
講師:箭内匡(東京大学大学院総合文化研究科(文化人類学)准教授)
時間:15:00から
場所:東2号館AV2202教室
■第53回 「ダワ(DAWA)-東アフリカの「くすり」の世界」(博論最終稿)
日時:2008年7月18日(金)
発表者:岩崎明子(一橋大学博士課程)
時間:16:40から
場所:東本館大教室
■第52回 「映画が描き出す「現実」とは何か-R・ブレッソンの映画(論)の周辺で-」
日時:2008年7月16日(水)
講師:箭内匡(東京大学大学院総合文化研究科(文化人類学)准教授)
時間:15:00から
場所:東2号館AV2202教室
■第51回 「漢字/帝国:文字の歴史人類学へむけて」
日時:5月23日(金)
講師:中谷一(マギル大学助教授)
時間:午後4:30から
場所:一橋大学東本館大教室
■要旨
デリダの音声中心主義批判以来、書かれたものを「生きた」言葉に対して本質的に劣ったものとするような見方は影を潜めてきた。
人類学でも、グディー以来、語ることと書くことをそれぞれ独自な秩序を形成するものとしてとらえ直そうとする優れた研究に事欠かない。しかしこうした音声中心主義への反省にもかかわらず、語られたものと書かれたものとの間を走る分割線それ自体の局所性、その分節の仕方そのものが特殊近代西欧的であるという可能性は不問に付されてきた。
本研究では、中国における漢字の了解の歴史を対象に、文字とことばのこういった分節を再検討する。
具体的には、現代中国アートにあらわれる漢字の表象を例にとりながら、そこにみられる漢字了解が我々の抱く「文字」の観念とは相当にずれており、そこに見られる一見奇妙な文字了解の方がかえって伝統的な漢字観をより正確に近似している可能性を検討することでことばと文字の関係を再考したい。
■関連URL
http://www.mcgill.ca/ahcs/faculty/nakatani/