研究テーマ

  • 2010年代以降のチェコ共和国の政治・文化的領域においてポスト社会主義からポスト社会主義以後への移行がいかに進行しているのかを、現地の政治・文化事象の中に解明する。
  • ポストコロニアル論争を参照しつつ、ポスト社会主義という概念自体が「西」側の研究者たちの「東欧」に対するどのような意識の中で形成されてきたのかを、ポスト社会主義研究を概観する中で批判的に検討する。

キイワード

ポスト社会主義、ポスト社会主義以後、社会主義期の記憶と表象、東欧と西欧、政治運動

フィールド

チェコ共和国

著作・論文

  • 2022「ポスト社会主義のトリックスター――チェコ共和国におけるポスト社会主義からポスト社会主義以後への移行の契機」(論文)、『文化人類学』87巻1号、pp.64-80。査読有。
  • 2022「暴かれる秩序の暴力――チェコ共和国における3つの追放論」(論文)、『年報カルチュラル・スタディーズ』、第10号、pp.33-56。査読有。
  • 2022「「東」と「西」のはざまで――ポスト社会主義のチェコ共和国に現れた「第3の立場」」(論文)、『境界研究』、第12号、 pp.33-54。査読有。
  • 2017 「Alexei Yurchak 著『Everything Was Forever, Until It Was No More: The Last Soviet Generation』」(書評)、『くにたち人類学研究』、第11号、pp.1-10。査読有。
  • 2015 「「時代」を象る二つの遺灰 : 新生チェコ共和国における第二次世界大戦戦勝65周年記念式典より」(論文)、『くにたち人類学研究』、第10号、pp.1-23。査読有。
  • 2010 「Elaine Weiner 著 Market Dreams: Gender, Class, and Capitalism in the Czech Republic.」(書評)、『くにたち人類学研究』、第5号、pp.73-79。査読有。
  • 2009 「歴史主義の射程: ナショナリズム研究の共同体分類」(論文)、『くにたち人類学研究』、第4号、pp.1-23。査読有。