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来歴

:1978年生まれ/大阪大学大学院人間科学研究科単位習得退学
:博士(人間科学)
:現・一橋大学社会学研究科准教授
:社会人類学共同研究室リンク

 

研究概要

「人類にとってテクノロジーとはいかなるものであり/いかなるものでありうるか」をテーマとして、文化/社会人類学、科学技術論、記号論、現代思想などの観点を交差させながら、ロボット開発/受容、AI技術/言説、家庭料理、デジタルゲームなどを対象とした研究を行っています。

 

既発表論考

*以下では、版元の許可を取った上で草稿を公開しています。

2019 『ブルーノ・ラトゥールの取説——アクターネットワーク論から存在様態探求へ』月曜社。⇒ 序論草稿PDF(1095kB

2019 「存在論的相対化――現代将棋における機械と人間」床呂郁哉・河合香吏編『ものの人類学2』京都大学出版会、第三章。

2018 「他性の現在——『ポケモン』と標準的媒体をめぐって」『文化人類学研究』第19巻、早稲田文化人類学会。

2018 『機械カニバリズム 人間なきあとの人類学へ』 講談社選書メチエ。
⇒ 一章草稿PDF(1466kB)* 出版社サイト試し読みリンク(1章&2章)

2016 「非人間への生成――非連続的思弁と連続的実践の狭間で」『現代思想(2016年12月号)』44(20): 194-209、青土社。⇒ 草稿PDF(1433kB)

2016 「記号の離床:将棋電王戦にみる人間と機械のアナロジカルな相互作用」『科学と文化をつなぐ―アナロジーという思考様式』236-253頁、東京大学出版会。
草稿PDF(1382kB)

2016 「方法論的独他論の現在――否定形の関係論へ」『現代思想(2016年三月臨時増刊号)』44(5): 190-201頁、青土社。⇒ 草稿PDF(508kB)

2015 『ロボットの人類学― 二〇世紀日本の機械と人間』世界思想社、258頁。
第1章草稿PDF(1606kB)
電子書籍版購入リンク

2015 「対称性人類学からみる現代スポーツの主体 ―将棋電王戦をめぐる考察」『スポーツ社会学研究』23(1): 19-33。

2015 「知能機械の人類学――アクターネットワーク論の限界を超えて」『現代思想(2015年12月号)』43(18): 88-99、青土社。⇒ 草稿PDF(1395kB)

2014  「人間と機械の不調和に満ちた未来に向けて――将棋電王戦から考える」『人工知能』(人工知能学会誌)29(5): 482-488, 日本人工知能学会。

2013 「人類学機械と民族誌機械――ガタリ記号論からみる現代人類学の展開」『現代思想(2013年6月号)』41(8):172-183、青土社。⇒ 草稿PDF(1281kB)

2013 「野生のロボット――計算機科学と人間科学における規則、解釈、バグをめぐる試論」檜垣立哉編『ロボット・身体・テクノロジー――バイオサイエンスの時代における人間の未来』78-95頁、大阪大学出版会。

2013 「身体の産出、概念の延長――マリリン・ストラザーンにおけるメラネシア、民族誌、新生殖技術をめぐって」『思想』1066号(2013年第2号)、264-282頁、岩波書店(里見龍樹との共著)。

2013   Plastic Comparison: The Case of Engineering and Living with Pet-Type Robots in Japan. East Asian Science, Technology and Society: an International Journal, 7(2): 205-220, Duke University Press. ⇒ 電子書籍版購入リンク

2011 「<機械―人間>というイマージュ――生政治学と計算機科学における自己の編成」檜垣立哉編『生権力論の現在――フーコーから現代を読む』47-90頁、勁草書房。

2011 「世界を制作=認識する:ブルーノ・ラトゥール×アルフレッド・ジェル」春日直樹編『現実批判の人類学――新世代のエスノグラフィへ』34-53頁、世界思想社。
草稿PDF(一橋大学リポジトリ)
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2011 「機械の時間――テクノロジーにおける「新しさ」をめぐって」西井凉子編『時間の人類学――情動・自然・社会空間』158-181頁、世界思想社。
草稿PDF(一橋大学リポジトリ)

2008 「レヴィ=ストロース×スペルベルの象徴表現論――コード化モデルを超えて」『年報人間科学』29(1):39-56、大阪大学大学院人間科学研究科。
原稿PDF(大阪大学リポジトリ)

2007 「媒介としてのテクノロジー――エンターテインメント・ロボット『アイボ』の開発と受容の過程から」『文化人類学』71巻4号、518-539頁。  ⇒ 原稿PDF(J-Stage)