一橋で人類学を学ぶ

一橋人類学研究室は、社会人類学共同研究室に所属する2名の専任教員を中心として教育と研究を行っています。各教員の著作やウェブ上で読める論考、所属学生の論文などを参考にして、大学院受験やゼミナール選択を検討して下さい。

修士/博士課程に入学するためには、一橋大学社会学研究科総合社会科学専攻を受験し、2名の専任教員のいずれかを指導教員とすることになります。本研究室では合同の教育体制を取っており、大学院生は教員2名が担当する大学院ゼミナール/講義に全て出席して、各教員から広範な学問的知識や学術論文を書く技術を学ぶことができます。受験を考える際には、各教員にアポイントを取って個別相談やゼミ見学を行うことも可能です。秋入試、春入試、社会人特別選抜など複数の入学試験がありますので、詳細は社会学研究科HPの募集要項を確認してください。

一橋大学の学部生の場合、3年次開始時に2名の専任教員のいずれかを指導教員とすると2名合同のゼミナールに参加することになります。伝統的な人類学の研究対象だけでなく、各ゼミ生の興味関心に沿った幅広いテーマを選ぶことができ、文献精読や事例調査を通じて卒業論文の作成に向けた指導を受けることができます。

一橋大学社会学研究科・社会学部HP 受験生の皆さんへ

人類学について知る

受験の際には人類学の入門書や教科書を読み、基本的な知識を得てください。以下のように年代ごとに様々な内容の入門書が出版されており、刊行年の古いものから新しいものまでバランス良く読んでおくことが大事です。

  • 綾部恒雄 1984『文化人類学15の理論』
  • 米山俊直・谷泰 1991『文化人類学を学ぶ人のために』
  • 浜本満・浜本まり子 1994『人類学のコモンセンス―文化人類学入門』
  • 大田好信・浜本満 2005『メイキング文化人類学』
  • 山下晋司・福島 真人 2005『現代人類学のプラクシス―科学技術時代をみる視座』
  • 綾部恒雄 2006『文化人類学20の理論』
  • 春日直樹(編) 2008『人類学で世界をみる―医療・生活・政治・経済』
  • 奥野克巳・花渕馨也(編) 2011『文化人類学のレッスン―フィールドからの出発』
  • 松村圭一郎 2011『文化人類学 (ブックガイドシリーズ 基本の30冊)』
  • 内堀基光・山本真鳥 2016『人類文化の現在:人類学研究 (放送大学大学院教材)』

研究室の学問的特徴を知る

以下に挙げる各教員の著作や論文、当HPの学生インタビュー、過去の研究会記録などを参考にして下さい。

  • 春日直樹 2001『太平洋のラスプーチン―ヴィチ・カンバニ運動の歴史人類学』
  • 春日直樹(編) 2011『現実批判の人類学― 新世代のエスノグラフィへ』
  • 春日直樹(編) 2016『 科学と文化をつなぐ: アナロジーという思考様式
  • 大杉高司1999『無為のクレオール (現代人類学の射程)
  • マリリン・ストラザーン 2015『部分的つながり』大杉高司(ほか)訳
  • 久保明教 2014 「計算する知性といかにつきあうか――将棋電王戦からみる人間とコンピュータの近未来」 WEBジャーナルSYNODOS
  • 久保明教 2015『ロボットの人類学――20世紀日本の機械と人間』
  • 久保明教 2018『機械カニバリズム――人間なきあとの人類学へ』
  • 『現代思想2016年三月臨時増刊号(「人類学のゆくえ」)』