再帰的近代が、自己モニタリングの消耗戦を強い、生権力の昂進をもたらしているいま、私たちは「再帰性 Reflexivity / Recursivity / Self-Referentiality」をどのように捉えなおしたらよいのでしょうか。人類学において「再帰性」は、1980年代から90年代に、ポスト・コロニアルな自省と学知の再編をもたらしました。しかし、その「再帰性」への関心が、2000年代以降の人類学の新たな展開に、継承・接続されてきたとは言い難い現状があります。本カンフェランスでは、比較学としての人類学にたちもどり、エスノグラフィックな対象として「再帰性」を捉えなおして、その多様なありようを相互翻訳する視座をひらくことを試みます。

日時:2014年1月11日(土)1:00~5:00
場所:一橋大学国立キャンパス東本館 2F 大教室
http://www.hit-u.ac.jp/guide/campus/index.html

1.久保明教(AA研):ネットワークと再帰性: 大きな切断と小さな切断の狭間で
2.カスパー・イェンセン(コペンハーゲンIT大学):Pipe Dreams: Infrastructures and Infra-Reflexivity in Phnom Penh
3.大杉高司(一橋大学):ブラック・ボックスの効用:キューバで持続可能性農業を「つくる」こと

コメンテーター:内山田康(筑波大学)、真島一郎(AA研)、中川理(立教大学)
司会:深田淳太郎

本研究会は、科学研究費補助金(課題番号23251022)の助成をうけて開催されます。